7月の夜
毎週木曜日、専門学校の非常勤講師として映像の授業を受け持っています。
それも映像学科ではなくて写真学科の映像ゼミの講師。一眼レフ動画の需要が増え、映像そのものの捉え方も多岐に渡って変わってきています。
学生たちと関わって、もう1年。
人の痛みを知ること。
人の歓びを知ること。
映像制作や、ものづくりの全ては、想像力を養っていくものだと思うから、ただ作るだけじゃなくて、たくさんの歓びも、痛みも、共に分かち合いながら、映像や写真と向き合ってほしいと、若造の講師ながら思っています。
悟り世代とか、そうやって括ることも容易いんだろうけど、出来る限り、変な抑制を避け、のびのびと映像と向き合ってもらって、いっぱい失敗したり、時々成功したり、そんな体験をしてほしいと思っています。
若い子らはそれぞれのスタンスで自由に新しいメディアを作っていくんじゃないかなあって、あーだこーだ言い合いながら映像制作をしている彼らを見ていると、そんな淡い期待なんかもしちゃったりして。
僕が学生の頃の同期で今も映像を続けているのは、ごくわずか。
いろんなことがあったり、納得いかないこともたくさんあるし、嫌なこともあるだろうけど、映像や写真が好きでいることが、続ける原動力にもなると思うから、あーだこーだ言って、笑って、時々泣いたりして、映像や写真のものづくりと向き合ってほしいと思っています。
